肝の働き

肝は筋をつかさどる

前回の内容で “肝は血を蔵す” と書きましたが、血を蔵し全身に配分する事により、全身の運動を円滑にしています。この肝血が不足してくると、筋が無力になったり、ひきつれて痛みが出たりする。足がつったりするのは、この肝の血が関係しています。

肝について 参照

そして、この筋の余りとされている物が爪です。肝が正常ならば、血色がよい健康的な爪がキープされます。ただ、過度なストレスがかかるなどして肝が正常な働きが出来なくなると、爪は横線が入ったり、凸凹してきたり変形してきます。私自身、以前東京にいた頃は例に漏れず爪が凸凹していました。

東洋医学の力2 参照

 

爪は健康のバロメーターとはよく言ったもので、爪の状態は、ストレスと第一線で戦う肝の状態が目で見えるところですので、自身の爪の具合という事にも注目してみてください^^

 

■肝は目に開窮する

肝は、目によって外界と交流しています。肝が正常ならば目は充分に潤い、良くものを捉える事ができます。が、働きが衰えると、目がかすみ、目が疲れやすくなります。また、長時間のPC作業などにより、目を酷使した場合、目で外界と繋がっている肝そのものを疲れさせてしまっているのです。

目の酷使は肝と関係していますので、休息時に関係する肝が上手く機能しなくなるので、思った以上に身体そのもの疲れさせてしまっている事にも注意が必要です^^

 

先日立夏となり、春から夏に移りつつありますが、まだまだこの肝の変動により調子を崩されている方が、沢山いらっしゃいます。肝の動きは、若葉がグングンと成長していく様なものである為、この成長を阻害する要因さえ無くなればいい話ですが、これが分かっちゃいるけど…。という事なのです^^;

なので次回は、肝のまとめと、肝からくる症状に気づき向き合っていく簡単な方法についてです^^

 

温穂堂HP    http://www.onpodou.com/

 

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