肝の働き

■中に含め所蔵しているもの

を蔵す

・魂を所蔵して判断力や計画性など精神活動を支配。身体の活動を円滑に行わせたり、休息を指揮します。また、生体の防衛にもかかわる為、【将軍の官】【罷極の本と言われます。

肝が正常ならば、内外の変化に素早く対応ができ、適切な行動が出来ますが、変動をきたし、亢進しすぎるとイライラなどを引き起こし、反対に低下気味ではオドオドや不安感などをいだきます。これは、肝が内外の変化にとても敏感な為に、環境の変化や、取り巻くストレスに大きく左右される臓器でもあります。肝、肝臓というとお酒をイメージしますが、この環境の変化がとても密接な関係である事にも注意が必要です。

・心に従い往来するもの(心〔心臓〕が主君で肝が将軍とされています)

罷極の本・疲れをとる元

・血を蔵す

血液の貯蔵庫となり、内外の変化に素早く対応し、心臓に対して身体各部の血液量の配分、指示を出す働きをしています。安静時は肝に血を集め綺麗にすると共に、運動時の配分に備えます。肝が正常であれば、手足はスムーズな運動をすることが出来ますが、変動をきたし亢進すると血の熱を生む性質により上に上にと上逆し、頭痛、顔の火照り、のぼせ、回転するような目眩、目の充血などを起こします。逆に低下すると、顔が青ざめたり、フッと落ちるような目眩、目のかすみなどを起こします。

※肝に血を集める為に、脳の血液量が少なくなり、眠さを覚えるとも言われています。また、血液から毒素を抜く役割があるのは、現代の医学でも言われています。血に関係する事は肝が大きく関わってきますので、月経異常にも肝が関係してきます。

肝は春によくも悪くも、大きく変動しやすいです。

私自身のギックリ腰も例に漏れずこれに該当してきます^^;

と、ここまでで、続きは次回へ

 

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