肝について③

肝の働き

前回まで

肝について②

肝について

正常な働き

肝は外界と目を通しつながっている為、目の潤いが保たれ、視野が広がり、感覚的にも目が澄んだ感じになります。
頭にも上手く血が配分される為、物事の計画性や、仕事の効率もあがり、細かな作業にも精が出ます。年間スケジュールや、新規の仕事の案件などへの意欲も出てきます。
また、全身への血の配分により、身体の動きも良くなります。

 

過不足が生じ正常な働きが失われた状態


目の潤いがなくなり目がかすむ。又は傷も無いのに目がゴロゴロ痛む。(長時間のPC作業は、目に通ずる肝を酷使している状態です)
計画性が過度になり、細かなところが気になりイライラしがちになります。頭に血がのぼる状態になっているのです。これが過ぎると、上下の血の循環が上手くいかなくなり、足が攣ったりするのです。

春、季節的に肝がよく働くのは、むしろいい事ですので、悪い動きにならない様にしていく事が必要です。

ではどういった過ごし方が良いのか。

春は新しい出発や、異動など環境の変化がついて回る季節でもあります。春は新しい出発や、異動など環境の変化がついて回る季節でもあります。肝はそうした外界の変化に素早く対応するが故に負担がかかってきてしまいますが、ストレスとは逆に自然に触れリラックスしたり、川縁を歩いてみたりして、ゆっくりとした状況に持っていく事で、肝に負担をかけ過ぎず、また亢進している肝を落ち着かせる事が出来るのです。

外界の変化に素早く対応するという事は、上記の様に良い働き持っていく事にも敏感なのです。忙しい日常から離れた時にホッとするのはこういう事が内部で働いているのです。山や自然いっぱいの所など遠くに行く事が難しければ、近所を少し時間をつくり歩きながら空の移ろいや、草木を見るだけでも良いです^^

今はスマホが常にある為、散歩しても見てしまいがちですが、日頃の頑張っている疲れを癒すという目的を意識してグッと堪えて目線を上げ色んなものを見てみましょう^^

環境の変化の最前線で、私達の身体を防衛している肝と上手く付き合っていく事で、症状の軽減にも繋がっていきますよ^^

 

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肝について②

肝の働き

肝は筋をつかさどる

前回の内容で “肝は血を蔵す” と書きましたが、血を蔵し全身に配分する事により、全身の運動を円滑にしています。この肝血が不足してくると、筋が無力になったり、ひきつれて痛みが出たりする。足がつったりするのは、この肝の血が関係しています。

肝について 参照

そして、この筋の余りとされている物が爪です。肝が正常ならば、血色がよい健康的な爪がキープされます。ただ、過度なストレスがかかるなどして肝が正常な働きが出来なくなると、爪は横線が入ったり、凸凹してきたり変形してきます。私自身、以前東京にいた頃は例に漏れず爪が凸凹していました。

東洋医学の力2 参照

 

爪は健康のバロメーターとはよく言ったもので、爪の状態は、ストレスと第一線で戦う肝の状態が目で見えるところですので、自身の爪の具合という事にも注目してみてください^^

 

■肝は目に開窮する

肝は、目によって外界と交流しています。肝が正常ならば目は充分に潤い、良くものを捉える事ができます。が、働きが衰えると、目がかすみ、目が疲れやすくなります。また、長時間のPC作業などにより、目を酷使した場合、目で外界と繋がっている肝そのものを疲れさせてしまっているのです。

目の酷使は肝と関係していますので、休息時に関係する肝が上手く機能しなくなるので、思った以上に身体そのもの疲れさせてしまっている事にも注意が必要です^^

 

先日立夏となり、春から夏に移りつつありますが、まだまだこの肝の変動により調子を崩されている方が、沢山いらっしゃいます。肝の動きは、若葉がグングンと成長していく様なものである為、この成長を阻害する要因さえ無くなればいい話ですが、これが分かっちゃいるけど…。という事なのです^^;

なので次回は、肝のまとめと、肝からくる症状に気づき向き合っていく簡単な方法についてです^^

 

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肝について

肝の働き

■中に含め所蔵しているもの

を蔵す

・魂を所蔵して判断力や計画性など精神活動を支配。身体の活動を円滑に行わせたり、休息を指揮します。また、生体の防衛にもかかわる為、【将軍の官】【罷極の本と言われます。

肝が正常ならば、内外の変化に素早く対応ができ、適切な行動が出来ますが、変動をきたし、亢進しすぎるとイライラなどを引き起こし、反対に低下気味ではオドオドや不安感などをいだきます。これは、肝が内外の変化にとても敏感な為に、環境の変化や、取り巻くストレスに大きく左右される臓器でもあります。肝、肝臓というとお酒をイメージしますが、この環境の変化がとても密接な関係である事にも注意が必要です。

・心に従い往来するもの(心〔心臓〕が主君で肝が将軍とされています)

罷極の本・疲れをとる元

・血を蔵す

血液の貯蔵庫となり、内外の変化に素早く対応し、心臓に対して身体各部の血液量の配分、指示を出す働きをしています。安静時は肝に血を集め綺麗にすると共に、運動時の配分に備えます。肝が正常であれば、手足はスムーズな運動をすることが出来ますが、変動をきたし亢進すると血の熱を生む性質により上に上にと上逆し、頭痛、顔の火照り、のぼせ、回転するような目眩、目の充血などを起こします。逆に低下すると、顔が青ざめたり、フッと落ちるような目眩、目のかすみなどを起こします。

※肝に血を集める為に、脳の血液量が少なくなり、眠さを覚えるとも言われています。また、血液から毒素を抜く役割があるのは、現代の医学でも言われています。血に関係する事は肝が大きく関わってきますので、月経異常にも肝が関係してきます。

肝は春によくも悪くも、大きく変動しやすいです。

私自身のギックリ腰も例に漏れずこれに該当してきます^^;

と、ここまでで、続きは次回へ

 

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